サ責を常勤換算の人数に含めることはできますか?
Q.ご相談 管理者とサ責を兼務する予定ですが、サ責を常勤換算の人数に含めることはできますか? |
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A.特定社会保険労務士・行政書士岩本の回答 はい、サ責は訪問介護員の中での責任者という役割なので、常勤換算の人数に含めて計算することができます。 |
訪問介護では、常勤換算で「2.5人以上」などの人員基準が定められていますが、多くの事業所は管理者とサービス提供責任者が兼務しているのではないでしょうか?
そこで、上記のように、常勤換算の人数に含めることが出来るのだろうか?という疑問が出てくると思います。
結論から申し上げると、サービス提供責任者は常勤換算の人数に含めることが出来ます。
実際、弊所で手続きをさせて頂いた法人様の人員配置を参考に挙げてみます。
職種 |
人数 |
勤務形態 |
管理者兼サービス提供責任者 |
1人 |
常勤 |
訪問介護員 |
合計3人 |
常勤1人、非常勤2人 |
- 管理者兼サ責 週35時間
- 訪問介護員(常勤) 週35時間
- 訪問介護員(非常勤) 週20時間
- 訪問介護員(非常勤) 週20時間
このケースでの人員は、常勤換算方法により、
(35+35+20+20)÷35=3.1(小数点第2位以下切り捨て)
となり、人員基準(常勤換算2.5人以上)を満たしているということになります。
なお、管理者とサービス提供責任者が兼務しない場合は、管理者以外の方の勤務時間をもとに常勤換算方法により計算します。
*管理者としてのみ従事する場合は常勤換算の対象外となります。