プライバシー保護に関するマニュアルとは?
Q.質問 プライバシー保護に関するマニュアルにはどんなことを書いておけばいいでしょうか? |
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A.特定社会保険労務士・行政書士岩本の回答 少なくとも、責任の所在をはっきりさせ、取扱い、管理方法や持ち出しの制限等についてまとめておくといいでしょう。 |
プライバシー保護に関するマニュアルとは、利用者やその家族の個人情報の保護のための対策等について定めたマニュアルです。
個人情報保護法が施行され、一般の方の個人情報に関する意識が高まっています。
利用者やその家族の個人情報をいい加減に取り扱っていると思われた場合は、信頼感が薄れ、最悪利用を止めるケースも出てくるでしょう。
利用者やその家族に不信感を抱かせず、安心してサービスを利用してもらうためにも、きちんとマニュアルを作成しておきましょう。
具体的には、以下のような内容をまとめておくといいかなと思います。
プライバシー保護に関するマニュアルに記載すべき事項は?
では、プライバシー保護に関するマニュアルにはいったいどんなことを記載しておけばいいのでしょうか?
記載すべき事項として挙げられるのは、以下の事項です。
■マニュアルに記載すべき事項
- 個人情報保護に関する事業所の方針
- 個人情報の管理等の責任者とその役割
- 緊急時の対応
- 個人情報の取得、利用について
- 個人情報の管理方法
- 個人情報の破棄について
- 個人情報の持ち出しの制限、禁止について
- 個人情報の開示手続きについて
- 苦情及び相談の対応
- その他事業所が必要と認める事項
昨今、ニュースで個人情報の漏えいがクローズアップされることも多くなりました。
利用者もそのご家族も、個人情報の保護、管理等について大きな関心を寄せていることに間違いありません。
サービス自体が素晴らしくても、個人情報の管理が甘く、信頼感が失われると、この事業所ではサービスを受けたくないと思われ、契約を解除される可能性があります。
管理者等の責任者だけではなく、事業所の職員全員が個人情報について正しい知識を持ち、倫理観をもってサービスを提供しないと、いずれはボロが出てきます。
そうならないよう、個人情報の保護等について、きちんとマニュアルを作成しておいてください。
マニュアルの作成でお困りの法人様は、一度弊所にご相談ください。