常勤換算の計算方法は?
Q.ご相談 常勤換算の計算方法を教えてください。 |
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A.特定社会保険労務士・行政書士岩本の回答 常勤換算は、「常勤職員の人数」+「(非常勤職員の勤務時間)÷(常勤職員が勤務すべき時間)」で求められる計算方法のことを言います。 |
「訪問介護」や「訪問看護」では、常勤換算で2.5人以上などの人員基準が定められています。
では、実際に常勤換算で人員要件を満たすかどうか確認してみましょう。
例:「おおさか訪問介護センター」の勤務時間
なお、「おおさか訪問介護センター」の就業規則による常勤の勤務時間は週40時間とします。
- Aさん 週40時間
- Bさん 週40時間
- Cさん 週30時間
- Dさん 週20時間
これを上記の式に当てはめてみると、
2+{(30+20)÷40)}=2+1.25=3.2(小数点第2位以下切り捨て)
となります。
単純に、すべての職員の勤務時間を足して、常勤の勤務時間で割っても構いません。
(40+40+30+20)÷40=3.25=3.2(小数点第2位以下切り捨て)
式は少し違いますが、出てくる数字は同じです。
ちなみに、介護・障害福祉サービスでは、以下のとおり常勤換算方法により一定の人員基準の配置が求められています。
サービス |
常勤換算による人員基準 |
訪問介護員 2.5人以上 |
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訪問看護員 2.5人以上 |
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福祉用具専門相談員 2.0人以上 |
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福祉用具専門相談員 2.0人以上 |
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従業者 2.5人以上 |
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従業者 2.5人以上 |
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従業者 2.5人以上 |
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職業指導員・生活支援員 定員÷6以上 就労支援員 定員÷15以上 |
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職業指導員・生活支援員 定員÷10以上 |
きちんと人員基準を満たしているかどうかわからず、手続きが進まないという法人様は、弊所にご相談くださいませ。